日光東照宮

「陽明門」4年ぶり一般公開 大修理お色直し終え 10日に竣功式 /栃木

陽明門の正面に設置された随身=日光市の日光東照宮で
陽明門の裏側に設置された狛犬

 「平成の大修理」が行われている日光市の日光東照宮の国宝「陽明門」が10日に「竣功式(しゅんこうしき)」を迎え、4年ぶりに一般公開される。修理は仕上げの最終段階に入り、2月25日にお色直しを終えた、本殿を守護する随身(ずいじん)と狛犬(こまいぬ)が設置された。

 東照宮によると、陽明門の修理は江戸時代から数えて21回目。平成の大修理は2013年6月から始まり、国の補助金を含め総額約12億円をかけて行われている。作業は塗り直しが主体で、彫刻は取り外して漆をかき落としたうえで彩色したという。工期は「日光の観光への影響を考慮して短縮に努めた」として、当初6年だった予定が4年に短縮された。

 竣功式は神事や除幕式を行った後、祭神・徳川家康のみたまを載せた神輿(みこし)で通り初めを行い、修理完成を祝うという。

 随身と狛犬は日光社寺文化財保存会が約5カ月かけて表面を塗り直し、修復した。随身は陽明門正面の左右に若武者と老武者が、門の裏側には1対の狛犬が設置され、職人たちが修理前の資料と照合しながら慎重に作業していた。4体の像は装束や表皮が金箔(きんぱく)や塗料で極彩色によみがえり、彩色技師の沢田了司さん(67)は「気品ある仕上がりになるよう、慎重に筆を使った」と話した。【花野井誠】

 

 

http://mainichi.jp/articles/20170301/ddl/k09/040/016000c