日光ゆば
日光では湯波(なみ)と書きます。
京都では湯葉(は)。
さかえやではひらがなで ゆば と表記させていただいております。
ゆば とは?
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 より
ゆば(湯葉、湯波、油皮)は、大豆の加工食品の一つ。豆乳を加熱した時、ラムスデン現象によって液面に形成される膜を、竹串などを使って引き上げた物で、植物性蛋白質に富む精進料理の材料である。精進料理の材料の一つとして、日本のゆばは約1200年前に最澄が中国から仏教・茶・ゆばを持ち帰ったのが初めと云われ、日本最初のゆばは、現在の京都府京都市と滋賀県大津市の間に位置する比叡山の天台宗総本山の延暦寺に伝わり、比叡山麓の坂本(現在の滋賀県大津市)に童歌「山の坊さん何食うて暮らす、ゆばの付け焼き、定心坊(お漬物)」として唄われたことが歴史的な記録に残る。
日本のゆば
日本で最初にゆばの伝わった比叡山麗の京都や近江(現在の滋賀県大津市)、日光、身延といった古くからの門前町が産地として有名で、京都と身延では「湯葉」、日光では「湯波」と表記する。日本では、引き上げた湯葉を生湯葉(または引き上げ湯葉)と呼び、料理の材料にする他、刺身と同様にそのまま食べる。また、普茶料理でもよく使用される。京都の湯葉は膜の端に串を入れて引き上げるため一枚なのに対し、日光の湯波は膜の中央に串を入れて二つ折りにするように引き上げるため二枚重ねとなる。このため、京都のものは薄く、日光のものはボリューム感があるものになる。生湯葉のほかに、生湯葉を乾燥させた物、半乾燥の状態のうちに巻いたり、結び目を作った物など、様々な種類が市販されている。巻いた状態の物は吸い物の具にされる事が多く、シート状の物は、復して各種の湯葉巻き料理にされる事が多い。